レポート「都市近郊エリアにおける地域活性化の展開」

みずほリサーチ&テクノロジーズから出されているレポート「-ストレスを低減させ生産性を上げる「交流型ワーケーション」による地域活力の創出- 都市近郊エリアにおける地域活性化の展開」で鎌倉ワーケーションWEEKの内容が掲載されています。

https://www.mizuho-rt.co.jp/publication/report/2022/regional2203.html

実行委員会としての取り組みにおいては、行政主導ではなく、あくまでも地元の事業者が主体となったワーケーションの提供を重視しました。個人と個人がつながり、その後継続的に関係を作っていくことが、持続的な地域活性化において最も大切だと考えていたためです。鎌倉エリアには、それぞれの想いを持った事業者が多いので、そうした想いを大切にすることで、域外から来た人とも長くつながる基盤が作れると確信していました。実際、実行委員会にはコワーキングスペースの運営者のほか、個人のギャラリーを運営している方、企業で人事に携わっている方など、様々なバックグラウンドを持つ人々に入っていただき、持続的な地域発展につながる取り組みのあり方を議論してきました。

イベントでは、それぞれの個性を表に出して、それら個性の中から来訪者が自分の好きなものを選べる多様性を大事にしました。そうしたことで、訪れた方も、決まりきったコースを一律に回るのではなく、様々な場所で開催されるワークショップや、個性豊かなワークスペースを利用する中で新たな価値観に触れることができ、皆さんに満足いただけたものと感じています。ワーケーションは、結局は場所に訪れるだけではなく、その場所にいる人と繋がる、ということが大きな魅力であると考えています。そしてそれは1対1の直線的な関係ではなく、出会った人がハブとなり、ゆるくネットワーク的に繋がることで人間関係が構築され、単に来て終わりのワーケーションにとどまらずに街への想いが根付いていくのだと思います。最近ではワーケーションを契機として移住してきた方も出てきており、都市部と地域のハブになる人が増えてきています。

これからのワーケーションのあり方、受け入れ側の地域としてのあり方について、鎌倉ワーケーションWEEKを通じて深めることができました。

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